港区男子の見解

港区男子が個人の見解を交えて、現地から最新の情報をお届けします

港区をアジア最高のシティにするために

港区で生活していると都市としてのレベルの高さを感じます。

 

オシャレな景観、洗練された人間、美食、アートギャラリー、緑、・・・素晴らしいと思いますが、気になることが一点あります。

 

それは煙草です。

 

歩きタバコや喫煙所以外での喫煙など、防げないタバコの煙に1日1回以上は確実に遭遇する感じで、歩いていて非常に不快です。

 

アジア最高の都市として東京と比較に挙がるシンガポールや香港では、喫煙場所以外の喫煙やゴミのポイ捨てに対して10万円以上の罰金を課すそうです。

 

ゴミのポイ捨てとかは明らかにやってはいけないことです。それを何も処罰しないもんだから、倫理のない人間が調子に乗ってそこらにゴミを捨てる→それをクリーン活動だと言って捨ててない人間が処理するという何の改善性もないサイクルを繰り返すのではないでしょうか。

 

一つ一つのポイ捨てや受動喫煙は影響が小さくても、重ねれば街の景観や人の健康は大きく損なわれます。港区もほぼ意味をなしていない『港区環境美化の推進及び喫煙による迷惑の防止に関する条例』を掲げるのではなく、厳重な罰金を課すべきです。

 

ちなみに、シンガポールや香港との比較の話で言うと、この2都市がアジアの中心になっているのは金融のハブとしての影響力が強いからだとされています。アメリカのウォール街、イギリスのロンドンといい、世界を代表する都市には必ず金融のハブが存在します。

 

金融というのは虚業をやっているように思われがちですが(たしかに一部行き過ぎなところはあるように思えますが)、円滑な経済活動、資源の最適分配を司る、社会や国力にとって非常に重要なカテゴリーであります。

 

東京では、所得税法人税、住民税、相続税贈与税キャピタルゲイン税の全てにおいてこれら2都市と比べて数十%以上の税金が課せられます。特に所得税、住民税合わせた最高税率は55%。こんな罰金を食らわされて、世界の投資家、金融エリートがここを拠点に活動しようとは選択しないでしょう。

 

少ない数の富裕層から税金を半分以上取り、大半の人々、企業からはほとんど税金を取らない。これでは総合的な税収は低いまま富裕層のダメージだけが大きくなり、稼げる人間が去り、貧しい国になっていくでしょう。税制は是非見直してほしいところですね。累進課税で設定された数値に正しい根拠などないですから。

 

稼いでていい思いしてるんだからいっぱい取って当然だろうと思ってる人もいるでしょう。しかし、他の政治が混乱してる国々の貧困な人々から見れば、日本の中〜下層は完全に富裕層に見えているわけです。毎年収入の半分以上を寄付してみてはいかがでしょうか。